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志望校選択の前に知っておきたい大学の経営事情とは
学生募集の成否が学校経営と直結する私立大学においては、“少子化問題”は喫緊の課題と捉えられています。“大学全入時代”“2016年問題”“AO入試”“奨学制度入試”などのキーワードを見ても分かるように、《大学から選ばれる進学》から《大学を選ぶ進学》へと時代は大きく変わりました。
現在40、50代になっている保護者の“受験戦争”を戦い抜いた世代から見れば、本当にこれでイイのか?と疑問符をつけざるを得ない、そのような現代入試事情です。
AO入試では、“個性溢れる…多様な価値観を持った…”とアドミッションポリシー(AO入試で求める学生像。※どの大学でも必ず有ります)と謳っているものの、現実は書類審査(審査というより、提出)と面接だけで合否判定が行われ、しかも否はほとんどいない…
とは言っても、従来の偏差値をベースにした大学間の序列化は依然として存在しています。
特に、関東圏のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)クラス以上の受験には、ひたすら勉強をして、偏差値を上げる旧来のオーソドックスな受験方法だけでなく、入試タイプと穴場な学科の狙い方など、情報を読み解いた戦略が不可欠となっています。
そもそも、昔は勉強方法や併願パターンは、国公立組と私立組では入試問題タイプが違うため受験戦略上では一線が画されていました。
しかし、私立大学はセンター利用入試制度を活用して入試の間口を広げ、国公立でもAO入試を導入する大学が増加傾向にあるなど、さらに玉石混交とした入試事情となっております。
現状の学力・偏差値から志望校を選択するのか、将来の就きたい職業や学びたいことを軸に学校選択をするのか、志望校選択の基軸をどこに置くかで、受験・併願校の戦略が変わってきます。
戦略が変われば、家庭学習の仕方や予備校の選び方、活用の仕方も自ずと違ってきます。
ご相談の際には、通われている高校名や予備校名など個人を特定する情報を仰らなくても結構です。
(※どれぐらいの偏差値か、都市型予備校か、街塾的な環境か、などはお聞かせ願えれば、よりピンポイントのアドバイスができるかと存じます)